人体は五感、即ち、触覚、視覚、聴覚、臭覚、味覚から情報を取り入れています。特に、私たち日常生活での情報の約80%が視覚からといわれており、目は他の感覚に比べられないほど大切な情報源といえます。
目には視力・色覚・調節力・深視力・両眼視機能・視野・光覚など多くの機能があり、その重要性ははかりしれません。野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、テニス等の球技においては、選手は瞬時にボール・標的・周囲などの状況を視野にいれて反応するため、視覚のもつ役割には大きなものがあるといえます。しかし、現在のわが国では目の重要性を唱えている選手や指導者が少ないために、スポーツにおける選手の目の保護や管理は身体能力の管理に比べておろそかにされがちで、目のもつ能力や評価も十分であるとはいえない状況です。
目は多くの情報の窓口であり、その情報に基づき脳が判断・行動につなげるという重要な器官であることを認識し、目を大切に扱うことが肝要です。

   目は情報を取り入れるだけなく、人体の内部の情報を表現する器官でもあるといわれています。
昔から人は「瞳をみれば全てがわかる」、「眼は心の窓」、「目は口ほどにものを言う」といわれてきました。人それぞれに、目には独特の表情と固有な色と模様があり「冷たい目」、「純粋で優しい目」、「邪悪な目」、「冴えない目」、「疲れ目」「人をひきつける眼」「眼力がる」などと言い表されてきました。太古から、人々は眼には多くの事実が表れているということを経験的に知っていました。眼はまさに心の窓だけではなく、人体の内部を覗き見る窓ともいえます。
我々の先祖は昔から、病気のときに眼に現れる色々な変化を経験的に発見してきました。多くの伝統医学では人体の臓器の状態が眼、耳、手のひら、足の裏などに投影されるという経験則に基づき診断・治療を行ってきました。つまり、人体の状態が五感、即ち、触覚、視覚、聴覚、臭覚、味覚をつかさどる器官に表われる時、それはどんな形で表われるのか昔から研究され続けてきたといえます。

   人種により、肌や髪の色が違うように、目の色にも黒・青・緑・茶色とさまざまなものがあります。私たち日本人の目は茶褐色ですが、西洋の人には青・緑・茶色の人もいます。なぜ目の色が違うかというと、目の中に入ってくる光の量を調節する「虹彩」という部分の色が目の色の違いなのです。
虹彩(アイリス)とは目の白目より内側で、瞳孔(瞳の中心の真っ黒に見える部分)を除いた、ドーナツ形状の部分をいい、眼球の角膜と水晶体の間にある、非常に複雑な模様を持った円盤状の薄い膜です。虹彩の色は「メラニン色素」と呼ばれる褐色の色素の量で決まります。日本人はメラニン色素が多いため黒っぽい目に見え、白人はメラニン色素が少ないため青っぽく見えます。このメラニン色素は、皮膚の表面や目に多く存在し、太陽光線に含まれる有害な紫外線から肌や目を守る役目をしています。メラニン色素の量が少ない白人は、虹彩の色が薄いため黒目の2倍も光を眩しく感じてしまい、多くの白人は日常的にサングラスをかけています。

   スポーツのトッププレイヤーは、技術、体力だけが優れているわけではありません。彼ら、彼女らの活躍には身体能力だけではなく、『眼』も重要な役割を果たしています。なかでもテニスと野球は、眼を酷使するスホーツの一つだといわれています。
野球では、バッターはピッチャーがボールを投げた瞬間に球種、コースを判断してバットを振り出さなくてはなりません。バットを的確に振り出すには反復練習も重要ですが、脳が目からの正確な情報を得た上で、瞬時に信号を筋肉に伝えなければいいバッティングはできません。また、テニスのサーブは、ツイスト、スピン、スライスなど、ボールに回転をかけスピードを乗せるという一瞬の行為であり、レシーバーも球種、コースを同時に判断し、時には予測、山を掛けてボールをラケットの望ましい位置で打つという一連のスムーズな動作です。テニスはエースを狙うだけではなく、相手のミスを誘うゲームでもあります。ミスの多くはプレイヤーがバランスを崩した状態でショットを打たざるを得なかったときに発生します。ボールを追って走る際には、ボールの位置やスピードに対する判断力が鈍り視覚機能が落ちるために、プレイヤーは常にボールから眼を離さずに相手の動きや位置、そして表情を追いかけていなければなりません。インパクトの瞬間以前にボールから眼を離すと、眼から体への指示がわずかに遅れ、ミスを誘発します。相手よりも少しでも長くボールを見て、正確で詳細な情報を脳に送ることが勝利への大きな要素といえます。
就寝中に角膜を特殊なオルソケラトロジーレンズ(高酸素透過性用ハードコンタクトレンズ)で矯正し、起きている間は裸眼で生活ができるようにする近視の矯正法です。つまり、コンタクトレンズの使用が昼と夜で逆な矯正法といえます。夜間、眠っている間に視力を矯正するものであり、装用するレンズの選択には特別な注意が必要です。FDAの承認がおりているものの方が、失敗も少なく信頼がおけるといえます。

  瞳は外部から確認できる唯一の脳神経と直結した臓器です。特に虹彩は瞳孔の動きを調整する重要な器官で複雑な構造の繊維が3層に分かれて存在しています。この脳神経と直結する虹彩の繊維構造の変化や組織液に影響された濁りもとに、体内の組織の変化をチェックし、診断に応用するための科学的な学問を虹彩学(IRIDOLOGY)といいます。虹彩は身体内部の臓器の状況を的確に表しているという学説に基づき、現在、主にドイツ、米国、ロシア、中国で急速な進歩を遂げています。

  目の白目部分にある血管の形状や、白目の色情報をもとに健康状態をチェックする学問です。血管はよどみ、つむぎ型、磁器状、平行状に分類でき、白目の色は青みがち、茶色みがち、ミルク色、黄色みがちに分類できます。

  虹彩の情報をもとに、虹彩のタイプから体内の炎症や毒性、コレステロール、身体組織の虚弱などを調べることができます。
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  虹彩占いとは、瞳の部分の虹彩の情報や生年月日、性別をもとに、その人の健康状態や性格、相性を虹彩学(IRIDOLOGY)のデータも取り入れ、虹彩という個人特有のバイオメトリクス情報からその人の健康状態や性格、相性を客観的に占うという、まさに科学的な究極の占いです。虹彩は個人認証に利用されることからもわかるように、その模様は指紋と同じように人それぞれに異なっており、一卵性双生児であっても違っています。
   


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