ハンサ湾

ニューギニア島東北部のウエワクとマダンの間にある湾でここにも多くの船が沈んでいます。湾の沖合い50kmほどのところには本島沿いにいくつもの小さな島々が並んでおり、それらの島の周囲には流れの速いエキサイティングなポイントが多数あります。このあたりはセピック川の豊富な栄養に支えられ、どこも大変魚影の濃いサイトで、ウォール一面を多い尽くすシーファンの上をウメイロモドキ、ギンガメアジやツムブリの群れが舞い、その中にシルバーチップシャークやグレイリーフシャーク、体長1.5mをこえるクィーンズランドグルーパーが飛び込んできます。泳ぐ速度が早く一瞬しか遭遇できないのですが、カツオ(BONITO)の群れがよく回遊しています。
 
主なポイント
BBLUP BLUP ISLAMD
ナポレオンやロウニンアジ、サメ、カメなどが多く見られます。砂地にはアケボノハゼ、アオマスクがいます。ナイトダイビングではタカラガイを見つけることもあります。
CKADVAR ISLAND
小さな村の真正面のリーフを潜ります。ツバメウオやコショウダイがいつも群れています。ギンガメやクマザサハナムロの群れの中に巨大なエイやクイーンズランドグルーパーが現れます。島の周囲にはリーフが広がり、さまざまなサンゴに彩られたスロープが続いています。深場には色鮮やかなスミレナガハナダイが生息しています。風が強くても、島影にアンカリングして潜ることができます。
DBAM ISLAND
島に沿って潜ります。 ツムブリやサワラが回ってくる他、ブラックフィンとイエローフィンの2種類のバラクーダや巨大なサメがよく見られます。また、コショウダイやツバメウオも多く見られます。
ESUSHI MARU
1943年に沈められた日本軍の5000トンの武装貨物船が水深38mに眠るポイントです。船体はサンゴにびっしりおおわれています。船首にあるアンカーと鎖は砂に埋もれていますが、大きなウィンチ(巻き上げ機)を見ることができます。また、もともとは船首にあった二つの対空砲も砂の上に放置されています。また、船の内部には、お酒の瓶がそのまま残されています。ブリッジはひどく破壊されていますが、たくさんのスイムスルーを楽しめます。船をギンガメの群れが取り囲み、船倉にはヨスジフエダイとセンネンダイが群れています。
FLAING ISLAND
ハンサ湾内にある島ですが西側がサンゴに覆われたドロップオフになっており、水深5メートルのあたりに沈船(はしけ)が横たわっており、ここからなだらかなスロープが深みに続いています。そこには、いくつもの美しい根がありソフトコーラルとウミウチワに覆われています。
GENCOUNTER REEF
ハンサ湾の東にあるポイントで、ワンダイブで一周できるリーフです。好みの場所でアジ、バラクーダ、サメなどの回遊魚を待ちます。北東側が深く落ち込んでおり、特に豊かなソフトコーラルとウミウチワに覆われています。マダンにあるのとは一風変わったシャコガイがいます。 ブルシャークやタイガーシャークもよく現れます。
 ・その他のハンサ湾の沈船
 DAVID WRECK
  中型の貨物船で、引き潮の時には海面に顔を出します。SUSHIMARUほどではありません が、たくさんのサンゴに覆われています。
 MAST WRECK
 ビーチから100メートルのところにある沈船で、近くには飛行機P39エアーコブラが水深27メ ートルに眠っています。

ウエワク、ハンサベイ サイトマップ