アロタウ / Milne Bay                                    

アロタウはニューギニア本島南部、ミルン湾に面した人口約1万人の街です。1980年代からダイビングクルーズの拠点となっていましたが、最近は日帰りダイビングも楽しめます。 ダイビングサイトは、湾内、湾の入り口、湾をはさむ半島のうち北の半島の北側、南の半島の南側に大きく分けられ、シーズンや気象状況によってダイブプランは変わります。広大なエリアなので10日間のクルーズでも南部か北部のどちらかしかカバーしきれません。第二次世界大戦ではこのエリアは激戦地であったため多くの沈船や飛行機凶器が沈んでいます。そこかしこに、バラエティに富んだ無数のボミーが点在し、誰もが楽しめるダイビングエリアです。10〜5月の平均水温は約28℃ですが、6〜9月は冬の雨季にあたり、25℃くらいまで下がります。

主なポイント
ミルンベイ北部
@MUSCOOTA(ワガワガ)
ミルンベイ湾内に眠る全長50mの沈船。透明度はあまり良くないが船体にはソフトコーラルがびっしり張り付きヘコアユや多様な小魚がたむろしている。船の下にはオオセが眠っていることも。
ASULLIVAN'S PATCH
アロタウで最初に潜ることの多いポイント。ひょうたん型のリーフにサンゴがぎっしり着いている。コウイカが良く見られる。陸地から6kmも離れているため湾内の割には透明度は良い。
BBANANA BOMMIE
アロタウの代表的なポイント。ボミー周囲にびっしり群生したソフトコーラルの上を泳ぐ無数のバイトフィッシュを追いかけ、イソマグロやスパニッシュマクラルが現れる。トォーニーナースシャークも良く砂地の上で見ることができる。
CEAST CAPE
本島最東端の岬。この先にはMei Mei'ara, BoiwaBoiwa Wagaという2つ島があり、その間がパッセージなっており、ミンククジラやパイロットホエールの通り道となっている。プランクトンが豊富になる11〜12月にはそれをエサとするマンタやジンベイザメが回遊して来る。
DKATHY'S CORNER / BASILISK POINT
垂直のウォールの反対側をマンタやバラクーダ、ギンガメの群れが泳ぎ、深場ではよくハンマーヘッドが回ってくる。
EDEACON'S REEF
岸に近いウォールでクレバス、ケーヴ、コーラルタワー、サンゴに覆われたオーバーハングと地形も楽しめる。
FDINAH'S BEACH/LUADI
黒いビーチのすぐ前の小物の宝庫。最近は種類が減ってきたが黒砂の上のサンゴの周囲にはホウボウ、ゴーストパイプフッシュ、ハナダツ、ネッタイミノ、ブルーリボンイール、ヒメツバメウオが生息している。
GHIBWA REEF
島の回りが全てサンゴに覆われている。特に南の端はエダサンゴとハナゴイの群れが延々と続いている。
HTUNNEL REEF
ソーセージ型の独立したリーフ。トンネルがリーフの南端にあり、日が差し込むととても美しい。無数のハナゴイやニザダイ、クマザサ、ユニコーンフィッシュ、サバなどが群れている。
IBOIRAMA REEF
ソフトコーラル、シーファン、スポンジがそこかしこに見られ、ニザダイ、ツバメウオ、バラクーダが群れている。
JWHALE REEF
ボミーには健康的に生育したサンゴが群生している。北西から風が吹くシーズンにはミンククジラやマンタ、そしてモブラ(小型のマンタ)の群れがよく見られる。
KPEER'S REEF
南東からの風が吹くシーズンにはハンマーヘッドの群れが回って来る。
LGALLOWS REEF
大きな馬蹄型のリーフの西側のサイト。アネモネリーフには数百もの黒と赤のクマノミと巨大なシャコ貝が生息しています。ノースパスというポイントには多くのボミーがあり、珍しいアマダイやサンドダイバーズが生息している。
MHEINECKE HEAVEN
カラフルなサンゴに覆われた、1ダイブで一周できる小さなリーフ。サメやカメ、その他多様な魚が回って来る。

ミルンベイ南部
NDOUBILET REEF
ミルンベイで通年潜れるサイト。ピンクのシーファン、ソフトコーラル、赤いヤギ、ブラックコーラル、スポンジとサンゴも多様。巨大なグルーパーやシルバーチップが回って来る。
OP38 LIGHTNING AIRCRAFT
バシリスク島の湾の西側の入り口の水深約27mにP38ライトニングが無傷のまま沈んでいる。周囲にはオオセ、ワニゴチ、ヘアリーゴーストパイプフィッシュ、カエルウオが生息している。
PSAWA SAWAGA
外洋から島の間を通る強い潮流に流される、ジェットコースター型のダイビングポイント。ダイビングの終点の内海は穏やかでコーラルヘッドの下に潜むオオセがよく見られる。ハープコーラルもよく見られる。
QCHINA STRAIT
3−4km続くチャネルを2-3ノットの海流に流されていくことを楽しむダイビングサイト。
このチャネルの近くのサマライ島は、かつてオーストラリアとアジアを結ぶ貿易の中継点であり、造船も行われていた。サマライ島の周囲にもダイビングポイントがいくつもある。
RGIANTS AT HOME / GUNA BARABARA ISLAND
水深5mほどのところにある直径5m程度の根がマンタのクリーニングステーション。根と島の間との海草が生えたエリアではジュゴンとも遭遇することもある。(右写真参照)
SULMA REEF/WARI ISLAND
WARI ISLANDは BASILAKI ISLAND の南40km 沖にある岩がむき出しになった崖に囲まれた孤島。外洋にあるため、豊かなソフトコーラルがびっしりと広がり、そこを無数の魚が泳ぎ廻っている。
■コーラルシーのリーフ群へ

アロタウ/MILNE BAY サイトマップ